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“遺体なき強盗致死” 女(34)の控訴審 広島高裁

広島

広島県海田町で監禁された男性が現金を奪われ死亡した事件で、強盗の罪で有罪判決を受けた女の控訴審が行われました。

被告の女(34)は2022年6月、海田町の事務所で他の男女と共謀し、暴行を受けて反抗できない状態の男性から約11万円を奪った罪に問われています。

一審の広島地裁は被告の女に懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。

25日の控訴審で弁護側は「被告は暴行脅迫の現場には立ち会っておらず、金銭を探すことを手伝っただけであり、強盗の共謀は成立しないし、強盗罪も成立しない」と主張しました。

一方、検察は「理由がない」として控訴の棄却を求めました。

広島高裁の判決は6月13日に言い渡される予定です。